上尾ステップ整体院は更年期の様々な症状に対して下記に記入する考えから①経絡療法②鍼灸療法でアプローチしていきます。
めまい、フワフワ感、耳鳴り、不安、喉のつまり、胃部のもたれや不快感など更年期の症状でお悩みの方は是非読んでみてください。
東洋医学の考え方
東洋医学を話す前に西洋医学との違いを話していきます。
西洋医学は、投薬や手術を行い、悪い部分を取り除く事がメインで東洋医学は、身体全体を見て、内側から回復する、病気になる前の防ぐ施術がメインになります。人の改善の仕方に違いがあります。
例えば、車のタイヤのネジに例えるとネジが外れてしまい走れなくなりました。走れるようになるには、ネジの交換です。ネジを閉めれば、車はまた走れるようになります。
西洋医学では、ネジを交換して走れば直ったという事になります。
東洋医学では、なぜネジが外れるのかを考えます。車のタイヤのネジは、車全体の振動が大きく、その影響でゆるんで外れた可能性があります。よって振動を抑えることを考えます。東洋医学では、車を安定化させて振動を抑えることによりネジが外れにくくなることで直ったと考えます。
要するに速効性を求めて対処するのか、原因を追究していくかの考え方に違いがあります。どちらにも長所があります。生活の質(QOL)を損なわずライフスタイルに合わせてうまく選んでいくことが大切です。
未病の施術は予防医学に通じる
東洋医学が対象としているのは既に病気になった施術ではなく、未病や健康な状態に及びます。
未病の継続や健康維持のために病気になるのを防ぐこと。病気になってしまった時の肉体的や精神的なダメージを防ぐことができます。東洋医学は予防医学に近く、現代医学を補助したり代替する形で役割を担っています。
東洋医学から読み解く、私達の身体の変化
中国古典【黄帝内経こうていだいけい】には女性は7、男性は8の倍数の年齢の時に節目を迎え、身体に変化が現れるという記述があります。黄帝内経によると一生のライフサイクルを下記の様に表すことができます。
「節目年齢」で、自分の身体の変化が早まっていないか見てみましょう
女性の節目は7年周期
・7歳 永久歯の生まれ変わる
・14歳 初潮を迎える
・21歳 女性の身体が出来上がる
・28歳 女性としての身体が最も充実する
・35歳 容姿の衰えが始まる(お肌のトラブル、髪の抜け毛も多くなる)
また婦人科系のトラブルにも要注意
・42歳 白髪が増え始める、シワが目立ち始める、心身の不調が起こりやすくなる
※血行を良くして、身体を冷やさない工夫をしましょう!!
・49歳 閉経。閉経前後に不定愁訴が起こりやすくなる
※ストレスケア、生活習慣病にも注意を始めましょう
・56歳 目の疲れ、体力低下が始める。イライラも起こりやすくなる
※目と心のケアを重点的に。ウォーキングなどでストレス解消、体力維持を!!
・63歳 動悸、息切れ不眠が起こりやすくなる
※血行促進、睡眠の質や時間に対してしっかりと対策を!!
・70歳 77歳 食欲不振、胃腸の働き低下、下痢や便秘
※胃腸のケア、便秘対策の為の食事対策や腹部マッサージを!!また趣味などで楽しみな時間を増やしましょう
・84歳 風邪をひきやすくなる、皮膚の乾燥
※免疫力の保つ、こまめな水分補給を!!
91歳 素晴らしい長寿、これからも心身のケアをして年齢を重ねましょう
男性の節目は8年周期
・8歳 永久歯の生まれ変わる
・16歳 精通を迎える
・24歳 男性の身体が出来上がる
・32歳 男性としての身体が最も充実する
・40歳 衰えが始まる(歯のトラブル、髪の抜け毛も多くなる)
・48歳 白髪が増え始める、疲れが取れにくくなる
※体の変わり目だと心得ましょう!!
・56歳 生殖能力が衰える、筋力が落ちる
※筋肉トレーニングなどでなるべく筋力を保ちましょう
・64歳 老年期にはいる
※歯や髪のケアを念入りに!!
・72歳 動悸、食欲不振、胃腸の働き低下、下痢や便秘
※胃腸のケア、便秘対策の為の食事対策や腹部マッサージを!!また趣味などで楽しみな時間を増やしましょう
・80歳 風邪をひきやすくなる、皮膚の乾燥
※免疫力の保つ、こまめな水分補給を!!
・88歳 素晴らしい長寿、これからも心身のケアをして年齢を重ねましょう
⇧節目年齢には個人差があります。あくまでも目安です
現代にも通じる女性7と男性8の節目年齢
黄帝内経による人の身体の変化では女性は49歳で閉経を迎えるとあります。そして現代の女性の一般的な閉経年齢においても50歳前後でほとんど変わりはありません。
医学が日進月歩している現代においても、2千年前の身体の変化が当てはまることが多いと分かります。
東洋医学からみる女性の更年期だと49歳からなります。東洋医学では更年期障害の事を『絶経前後諸症』と呼びます。
絶経とは閉経、諸症とは様々な症状のことです。閉経前後におきる様々な症状。
東洋医学では更年期障害の原因は 肝 と 腎 に問題が起こっていると考えます。
あくまで東洋医学の肝と腎なので内臓の肝臓と腎臓とは別個で考えて下さい。
中医学では経絡という考え方を使って体全体の走行する経絡上のツボを刺激して
肝 と 腎 にアプローチします。経絡療法の考え方です。
次に
更年期障害 女性ホルモンとの関係
子育てが一段落、これから仕事や自身の時間を使うぞっと思っていた時にあれ…?
ほてり
多汗
頭痛
不眠症
疲労感
耳鳴り、めまい 等々
今までこんな症状出ていなかったのに何故?
こういった体の不調が出てきて、やりたい事が億劫になったりしていませんか。
最初は何かの病気じゃないかと不安になり色んな医療機関を受けに行く。耳鼻科、内科、脳神経外科、心療内科、けれど大きな病気は見当たらず、この不調はなんだろう?と不安感がぬぐえない日々を過ごされているんじゃないでしょうか。
上記のような体の不調の原因は、卵巣機能の低下によりエストロゲンをはじめとするホルモンのバランスの崩れから生じる『更年期障害』という症状だったのです。
更年期障害でも軽い人、重い人がいます。その人が持つ体質が関わるので症状の度合いは個人差もあります。周りに理解してもらえず相談も出来ず、気付いてもらえず、そして自分自身の状態にも受け入れられず、色んな事に億劫になってしまいます。更年期うつにもなってしまうことなども……
更年期障害を改善する為にはまず女性ホルモンについて自分の体で起こっている大きな変化を知る必要があります。
体の中で起こっている原因を知る事も自分自身を受け入れる、改善のきっかけになります。p(^-^)q
【女性ホルモン、体の大きな変化をもたらす初潮から閉経まで】
女性の10代初めに始まる初潮は、性ホルモンの分泌が始まり子どもの体から大人の体に変わってくるサインです。
女性は初潮が始まると、個人差はありますが40年近く定期的な月経があり、毎月の月経痛や月経前症候群(PMS)などに心も体も日々の変化を感じながら、日常生活を送られます。
そして、50歳前後に迎える閉経は、徐々に女性ホルモンが少なくなってきて、月経が無くなってきます。
女性にとって、10代初めに始まる初潮と50歳前後に迎える閉経は、お体の変化が大きく出る時です。特に閉経前後5年と言われている更年期には、辛い症状を訴える方が多いです。
「更年期」とは閉経を挟んだ前後約10年間のことを指します。 初潮の年齢が人それぞれに異なるように、閉経の年齢にも個人差がありますが、日本人女性は50歳前後と言われています。 このため、一般的には45~55歳が「更年期」と言われる期間になります。
・↓月経周期図 ホルモンの作用解説
【 施術法 】
上記にもありましたが、閉経前後の5年といわれる更年期は症状が辛いと訴える方々が多いです。
西洋医学では、ホルモン値が急激に下がらないようにお薬でホルモンのコントロールをすることが一般的です。
ホルモン補充療法(HRT)が主流。精神的には抗鬱薬・抗精神薬など。
東洋医学(経絡療法、鍼灸療法)では、リラックス効果を出すだけではなく、
鍼や灸を使って皮膚から脳へ適切な刺激を与えて、お体に出る様々な症状を軽減していきます。
次回はまた鍼灸について詳しく書いていこうと思います。⇒鍼灸についてはコチラ!